2019年6月26日、株式会社しくみデザイン（本社：福岡市博多区、代表 中村俊介（芸術工学博士））は、AR技術を使って体の動きで演奏できるWindows/Mac向け新世代楽器アプリケーション「KAGURA」の新たなシリーズとして、個人での音楽制作を行うユーザーに向けたパーソナルエディション「KAGURA Solo」を9,800円（税込）でリリースしました。本日より公式サイトで発売を開始します。
AR楽器KAGURAは「すべての人に演奏体験を」を目的に、AR（拡張現実）技術を用いて開発された音楽ソフトウェアです。カメラによる画像処理で体の動きを認識し、それを音楽に変換する、今までにない自由な演奏スタイルを実現します。
KAGURAにはこれまでプロ向けの「KAGURA Pro」、そしてKAGURAを使った演奏体験に特化した「KAGURA Player」がありましたが、本日よりパーソナルユースに特化した「KAGURA Solo」がラインナップに加わります。KAGURA Soloは「画像処理で体の動きを認識し、それを音楽に変換する」というKAGURAのコア機能にフォーカスし、価格を大幅に抑えることで、体の動きを使った音楽制作をより身近に行っていただける環境を実現します。
KAGURA Soloの特徴
KAGURA Proのコア機能はそのまま継承
- 何も触れずに体の動きで演奏ができるパフォーマンススタイル
- ドラッグ＆ドロップによる直感的な創作ユーザーインターフェイス
- 豊富なプリセットのアイコン素材と音楽素材
- オリジナルの楽曲制作と保存、読み込み
- WindowsとmacOSの両プラットフォームに対応
- さまざまなジャンルのサンプルソング
- ビジュアルエフェクト
プロフェッショナル向けの以下の機能は削除
- MIDI機能
- Intel RealSenseカメラ専用の機能
- マルチディスプレイ機能
またKAGURA Soloは個人利用に限定し、ボリュームライセンスには対応しません。また不具合修正と素材追加以外のアップデートの対象外です。KAGURA SoloからProへのアップグレードについては現状ではメールでのお手続きで可能ですが、将来的にオンライン決済での自動アップグレードにも対応予定です。
KAGURA Soloの開発の経緯
KAGURAは2017年3月のリリース後、これまでトップアーティストからアマチュアまで数多くのミュージシャンやダンサーのライブパフォーマンスに取り入れられてきました。また体の動きで音楽を奏でられるという特性を活かして教育活動にも取り入れられる事例が急増してきています。
開発チームはこれまでKAGURAクリエイター育成プロジェクトや各種展示会などを通じて多くのパフォーマーや学校の先生など教育関係者の方との対話を重ねてまいりました。その対話の中でプロ向けの「KAGURA Pro」とは違う、より気軽なエディションについての期待をお寄せいただきました。そしてそれが本日発表した「KAGURA Solo」です。
その他のKAGURAのクリエイター・教育活動支援について
KAGURAは今回のKAGURA Soloの発売以外にもクリエイターや教育活動をサポートするプロジェクトを実施しています。KAGURAの可能性を広げるアイデアやパフォーマンス、教育プログラムなどをお持ちの方は制作活動をサポートする「KAGURAアンバサダー」「KAGURA Teacher」プログラムのエントリーもご検討ください。
「KAGURAアンバサダー」「KAGURA Teacher」の詳細はこちら
また教育に携わる先生や教育機関向けのエデュケーターライセンス制度もぜひご活用ください。エデュケーターライセンスではフル機能版のKAGURA Proを6割引の21,960円で提供しています。また導入台数に応じたお得なボリュームライセンスを用いればKAGURA Soloよりも低廉にKAGURAを導入することも可能です。エデュケーターライセンスについては info@kagura.cc までお気軽にメールでお問い合わせください。
【KAGURAについて】
KAGURAは「すべての人に演奏体験を」を目的に、AR（拡張現実）技術を用いて開発された音楽ソフトウェアです。カメラによる画像処理で体の動きを認識し、それを音楽に変換する、今までにない自由な演奏スタイルを実現しています。スペイン・バルセロナで開催された「Sónar +D 2016」のピッチコンテストでアジアのスタートアップとして初のグランプリを獲得するなど、 数々の受賞実績を持っています。2016年7月に実施したKickstarterでのクラウドファンディング・キャンペーンにおいて世界中から約3万ドルの支援を集め、2017年3月に一般発売を開始しました。
【株式会社しくみデザインについて】
「みんなを笑顔にするしくみをデザインする」という企業理念の下、2005年に、現代表中村俊介が設立。ユーザー参加型コンテンツのパイオニアとして、1,000件以上の実績数を誇る。米インテル社主催の世界的コンテストでのグランプリなど、国内外での受賞多数。2017年7月に世界中の子どもたちがクリエイティブになる方法と環境を研究・実践する「クリエイティブ教育ラボ（EduCreative Lab）」を立ち上げるなど、子供向けのクリエイティブ教育にも力を入れている。
